今期引退する選手達 2016年シーズン【サイクルロードレース】
ロードレースのシーズンも終わり、来季に向けての移籍情報等で盛り上がっているロードレース界だが今回は今期で引退し、もう来季には走ることのない選手達をピックアップして紹介していこうと思う。
ファビアン・カンチェラーラ(スイス・トレックセガフレード)
今まで数々の伝説を残してきたライダーの1人でその戦績も素晴らしく、
世界選手権 ITT4勝・パリルーベ3勝・ツールデフランドル3勝・ツールドフランス区間7勝など、とてつもない実績の持ち主だ。
引退を表明して臨んだ2016年シーズンはツールデフランドルにてサガンに敗北し2位。
パリルーベでは落車してしまい40位と勝ちきれない状態が続いたが、上りが多くフルームやドゥムラン有利と思われたオリンピックのITTで優勝し有終の美をかざった。
また、公式レースではオリンピックを最後に引退したが10月にはジャパンカップクリテリウムに出場してアシストとして働きチームメイトの別府選手を優勝に導いてくれた。
これを最後にカンチェラーラは完全に引退したという。
弟のアンディと共に戦ってきたことから一部のファンからは「兄者」だなんて呼ばれいたがそんな兄者もついに今年で引退となってしまった。
常に一緒に戦ってきた弟が引退してしてしまった後も兄者は走り続けたがそれも今年が最後になる。
2011年ツール総合3位・ツール区間2勝・アムステルゴールドレース1勝・ブエルタ区間1勝とかなりの成績を残している。
個人的にこのシュレク兄弟がとても好きだっただけに兄者の引退はとても寂しく感じるし、あわよくば弟のアンディが復活してくれないかとさえ思うがきっとそんなことは無いだろう。
おつかれ。兄者。
ジ・チェン(中国・ジャイアントアルペシン)
中国人ライダーとして始めてツールドフランスに出場。
三大グランツールに全て出場、そして完走したライダーでもある。
特別強いわけでもなければアタッカーというわけでも無い。彼の脚質はルーラーである。
集団の先頭を引く姿から「エスケープキラー」とも呼ばれていたそうだ。
日本人が新城幸也や別府史之に期待を寄せるのと同じように、ジ・チェンも中国の期待の星だったに違いない。29歳とまだまだ若いが家族の為にと引退を決断したそうだ。
アジアの自転車の発展の為にも日本だけでなくアジア全体からこういった世界で活躍できる選手がたくさん出てきて欲しいものだ。
上記で紹介した選手以外にも2012年ジロチャンピオンのヘシェダルや2003年ジロ総合3位のポポヴィッチ。タイムトライアル世界チャンピオンに3度輝いたことのあるマイケルロジャーズ。
ツールドフランス2012年総合優勝のブラッドリーウィギンス。2014年のツールで総合2位に入ったジャンクリストフペローなんかも引退する。
やはり今までレースで幾度となく見てきた選手達が引退するのは寂しいものであるが仕方ないといえば仕方ないのだろうか。
ただこれらの選手が引退してもまだまだロードレース界には面白い選手がたくさんいるし若い世代もいる。きっとその若い世代もいつか引退し、どこかの誰かに引退記事を書かれたりするのだろう。
ただその頃にはもっと若い世代が出てきてるだろうしその先も続くと思う。
目まぐるしく移り変わっていくロードレースの世界。
来年のサイクルロードレースも目が離せなさそうだ。
ブログ始めました
こんにちは。缶バッチです。
この度思い立ってブログを始めてみる事にしました。
当ブログではサイクルロードレースに関することを主題として記事を書いていこうと思っています。
サイクルロードレースファンの方は是非、当ブログの記事を読んでみてください。
それでは。