個人的に注目している若い選手達 【スプリンター編】【サイクルロードレース】
前回の記事では個人的に注目している若いクライマーをいくつか紹介しましたが今回はそれのスプリンター編をやろうと思います。
クライマー編をのを見たい方は↓のリンクからどうぞ。
フェルナンド・ガビリア(コロンビア・エティックスフアローズ)
ガビリアは1994年生まれ22歳の選手である。
近年、キンタナやチャベスをはじめとしたクライマーが多く出てきたことから有名になりつつあるコロンビア。そんなコロンビアから今度はスプリンターも出てきた。
ガビリアはキャリアこそ短いもののティレーノ~アドリアティコ区間1勝やツールドフランスの期間中に開催されていたツールドボローニュでも区間2勝とワールドツアーの選手を相手にしても十分戦えている。というかむしろもう勝っている。
もともとトラック競技をしていたらしく、今年のパリツールではロングスパートをかけ集団に捕まる事なく見事1位でフィニッシュした。
エティックスにはマルセルキッテルというエーススプリンターがいるがキッテル不在のレースでは間違いなくエースを務めるだろう。
来期は是非ともビックレースで勝利を収めて欲しい。
ブライアン・コカール(フランス・ディレクトエネルジー)
コカールは1992年生まれの24歳の選手である。
フランス出身、身長169cmの若き小さきスプリンターである。
今年のツールドフランス第4ステージではキッテルと数センチ差のスプリント勝負を見せてくれた。
前を行くキッテルと後ろから大きく体を揺らしどんどん差を詰めてくるコカール。
僅差でゴールインした2人はそのまま写真判定の結果を待つ。
結果はキッテルの勝利。声をあげて喜ぶキッテルとそれとは対照的にコカールはとても沈んだ表情していた。
僕が一番好きなスプリントはどれかと言われれば真っ先に2016年のツール第4ステージと答えるだろう。YouTubeでハイライトも観れるので気になる方は↓のリンクからどうぞ。
コカールは2015年のツールでもシャンゼリゼでもグライペルに迫り2位だった。
後半に伸びをみせるそのスプリントで、来年こそはツールで勝利してくれることを願おう。
カレブ・イワン(オーストラリア・オリカバイクエクスチェンジ)
イワンは1994年生まれ22歳の選手である。
オーストラリアと韓国のハーフであるイワン。
2015年のブエルタ第5ステージではなんとサガンとデゲンコルグを抑えて勝利を手にした。
その他にも2015年のツールドコリアで8ステージ中4ステージ勝利。総合とヤングとポイントの3つのジャージを手にした。
今期もツアーダウンアンダーで早々に2勝。グランツールでの勝利こそなかったもののその他のレースでは確実に上位に来ている選手である。
そのスプリントスタイルは独特でまるで「弱虫ペダル」の御堂筋君のような前傾姿勢になってスプリントをしている。本人曰く空力を意識しているのだとか。
来期も御堂筋君のようなロケットスプリントスタイルで勝利を量産してくれるだろう。
ダニエル・マクレィ(イギリス・フォルテュネオビタルコンセプト)
マクレィは1992年生まれ24歳の選手である。
今年のツールにワイルドカードで出場したフォルテュネオビタルコンセプト。
そのエーススプリンターを務め、ステージ優勝こそならなかったものの4度のステージトップ10入りを果たしている。
特に第6ステージではカベンディッシュ、キッテルに続き3位となった。
カベンディッシュの後ろについて勝利を狙っていたが最後差しきれずカベンディッシュ、キッテルには届かなかった。
しかしながらクリストフやサガン、グライペルなど並み居る強豪スプリンターたちより上位だ。
第6ステージのハイライトは↓のリンクからどうぞ。
来年もフォルテュネオで走るマクレイ。
来期は今年よりもステップアップを狙って是非とも勝利を上げて欲しい。
前回はクライマー、そして今回はスプリンターで注目している若い選手を紹介させてもらったが次回はいよいよ個人的に注目している日本の若い選手達を紹介していこうと思う。
それでは。